「理学療法士って、出会いなくない?」
若手同士の飲み会で、一度は出てくる話題ですよね。合コンで「病院勤務です」と言うと反応はいいのに、実際の毎日は職場と家の往復だけ……。
そんなギャップにモヤモヤしている方も多いと思います。
私は現役の理学療法士で、回復期・急性期・クリニックと3つの施設を渡り歩き、その中でたくさんの同僚の恋愛・結婚を見てきました。
先に正直に言っておくと、私自身は職場ではなく友人の紹介で出会って結婚しています。だからこそ、職場結婚を美化することなく、「理学療法士 出会い」のリアルを中立な立場でお話しできると思っています。
この記事を読み終える頃には、「出会いがない」の正体と、自分が今何をすればいいかが見えてきますよ。
- 「PTは出会いがない」は半分ホント・半分ウソ。施設種別によって出会いの量はまったく違う
- 実際のところ、PT業界の職場結婚はかなり多い(PT×PT、PT×看護師、PT×OTなど)
- 職場に出会いがなくても大丈夫。職場外で出会って結婚したPTも多い(筆者もその一人)
- 「出会いが少ない環境」に閉塞感があるなら、それは職場そのものを見直すサインかもしれない
「理学療法士は出会いがない」と言われる3つの理由

まず、なぜ医療現場では「出会いがない」と感じるのか。
理由は大きく3つあります。

① 女性が多い医療現場なのに、部署の顔ぶれが固定されがち
病院は女性職員が多い職場です。ただ、リハビリ室のメンバーは基本的に固定。毎日同じ顔ぶれと働くので、入職から数ヶ月もすれば「新しい出会い」はほぼなくなります。
厚労省の需給調査によると理学療法士は男性が61.2%と男性の方が多く、逆に作業療法士や看護師は女性が多数。つまり職種の組み合わせ次第で出会いの土壌自体はあるのに、部署の壁がそれを妨げている構造です。
② 勤務スタイルが「外の出会い」に不利
平日は夕方まで勤務、その後は書類やカルテ。
土曜出勤がある職場も多く、友人と予定を合わせにくい。さらに勉強会や自己研鑽に時間を使う真面目な人ほど、出会いの場に行く時間が削られていきます。
……心当たり、ありませんか?
③ 「病院=出会いが多い」というイメージとのギャップ
「病院勤務」と聞くと出会いが多そうなイメージを持たれがちです。でも実際は、医師や看護師と接点が多いのは病棟で働く職種で、リハ職も関わることが多いです。
しかし、実際は病棟では全員が仕事をしているので、看護師とリハ職の出会いの場というイメージと現実のギャップが、「思ってたのと違う=出会いがない」という感覚を強めています。

友だちには「病院勤務」って言うと「出会いが多くていいな〜。」と言われるんだけど……。
でも実際は職場と家の往復で、出会いなんてどこにも……。

それ、リハ職あるあるやな 笑。
でもな、「出会いがない」って嘆いてる横で、職場内結婚してる同僚がめっちゃおるのも事実やで。次でそのリアルを話すわ。
では、実際の現場ではどうなのか。
私が3つの施設で見てきた結婚事情を正直に話します。
現役PTが見てきたリアルな結婚事情——職場結婚は実際多い

一番多いのはPT・OT・ST同士の結婚
結論から言うと、リハ職の職場結婚はかなり多いです。特に多いのがセラピスト同士です。
毎日同じ空間で働き、患者さんへの向き合い方や仕事の悩みを共有できるので、自然と距離が縮まりやすいんです。
同期や近い年次のカップルが誕生して、そのまま結婚——というパターンは、どの職場でも珍しくありませんでした。「各職場に1組はカップルがいる」というのは、体感としてもかなり近いと思います。
看護師・医療事務など他職種との結婚パターン
次に多いのが、看護師や医療事務など他職種との結婚です。
病棟でのカンファレンスや退院支援で顔を合わせるうちに仲良くなるケースですね。特に急性期や回復期のように多職種連携が密な職場ほど、この接点は増えます。
回復期病院にいた頃は、若手セラピストの人数が多かったこともあり、同期・近い年次での職場カップルがPT同士、PTとOT、OTとOT、PTと看護師など4組以上いました。
一方で、私自身は職場ではなく友人の紹介で出会って結婚しています。職場に出会いがなくても、まったく問題ないという実例です。
「職場で出会えなかったら終わり」なんてことは全然ないので、安心してください。

でも職場恋愛って、バレたら気まずくないですか?別れたときとか……。

正直、リスクはあるで。リハ職の世界は狭いから、噂は回りやすいし、周りにすぐバレる 笑。
せやから職場恋愛してる人らは、勤務中は徹底して仕事モード、公私の線引きをきっちりしてる人の方が好感が持てたかな。そこさえ守れば、仕事への理解があるパートナーってことで周りも応援してくれるで。
逆にデメリットもみてみましょう。
理学療法士の結婚相手に多い職業ランキング
1位:PT/OT/ST同士
2位:看護師
3位:医療事務・その他医療職
4位:医療職以外(紹介・学生時代から)
やはり仕事をしている姿を目の当たりにすることによって、好意を抱くことがあるようです。
職場内結婚後のリアル
職場内結婚後は、だいたいどちらかが転職していることが多いです。
その理由を以下に4つまとめます。
①だんだんと居心地が悪くなる
②どちらかが部署異動となり、環境が変わる
③仕事と家庭の線引が難しくなる
④共働きでの家庭との両立が難しい
| 職場内での出会い | 職場外での出会い | |
|---|---|---|
| 仕事への理解 | ◎ 深い | △ 説明が必要 |
| 関係が始まるハードル | ◎ 自然に距離が縮まる | △ 行動が必要 |
| 別れた時のリスク | ✕ 気まずい・噂になる | ◎ 影響なし |
| 結婚後 | △ どちらかが転職しがち | ◎ 変化なし |
| 生活リズム | ◎ 合わせやすい | △ すれ違いの可能性 |
①居心地が悪くなるのは、職場内結婚をした二人だけでなく、周りも気を遣いそれが少しずつ組織全体の居心地の悪さにつながってしまうことがあります。
②同じ職場の中でも病棟異動や法人内異動など、どちらかの環境が変わるリスクがあることを知っておく必要があります。

職場が気に入っていて長くその部署で働きたくて、あえて職場内恋愛・結婚をしない人もいるから、相手の価値観を知っておくのも重要やな。
③同じ職場だと、仕事でも家庭でも一日中顔を合わせることになります。オンオフの切り替えが難しくなり、結果としてどちらかが異動や転職を選ぶケースが多いようです。
④医療職同士の結婚では、家計を支えていくためには共働きをすることが多いです。
職場によっては、職員の数が少なく休みにくいとなると家庭との両立が難しくなるケースもあります。
ただ、ここで大事なことがあります。
実は「出会いの量」は、施設種別によってまったく違うんです。
施設種別で「出会いの量」はこんなに違う

給料もスキルも施設選択で変わるという話をこのブログでは繰り返ししてきましたが、実は出会いの環境も同じです。以下は私の経験をもとにした施設別の比較です。
| 施設種別 | 出会いの量 | 特徴 |
|---|---|---|
| 急性期病院(大規模) | ★★★ | 職員数が多く多職種と接点大。若手スタッフが多い |
| 回復期リハビリ病院 | ★★★ | 若手セラピストの人数が最多。同職種の職場結婚が実際に多い |
| クリニック | ★☆☆ | 少人数・メンバー固定。新しい出会いは少なめ |
| 訪問リハビリ | ★☆☆ | 業務がほぼ1人。職場での出会いは期待しにくい |
| 老健・通所リハ | ★★☆ | 介護職・看護師と接点はあるが年齢層は幅広い |
あくまで、傾向と目安になります。
クリニックや訪問リハビリにも若手が多い職場はあるので、運命の出会いで結婚できることもあるため希望は捨てないことが大切です。
若手が多い環境なら「急性期病院」
大規模な急性期病院は職員数そのものが多く、リハ科だけでなく医師・看護師・各医療系技師・医療事務など多職種との接点が日常的にあります。
若手スタッフの採用も毎年多いので、年齢の近い人と知り合う機会は自然と増えます。20代のうちに人とのつながりを広げたいなら、急性期は仕事の経験値の面でも出会いの面でも恵まれた環境です。
【あわせて読みたい】
急性期を目指すなら、施設別に評価される資格・スキルも確認しましょう。
▶理学療法士のスキルアップ資格は転職前に本当に必要か?【施設別に徹底解説】
同職種のパートナーを望むなら「回復期病院」
回復期リハビリ病院は、セラピストの配置人数が全施設種別で最も多く、しかも20〜30代の若手が中心です。同職種同士の職場結婚が実際に多いのもこの環境。仕事への理解があるパートナーと出会いたい、という方には最も自然な環境と言えます。
訪問・クリニックは職場での出会いは少なめ
逆に、訪問リハビリは業務がほぼ1人ですし、クリニックは少人数固定のメンバー。職場での新しい出会いは期待しにくい環境です。ただこれは悪いことではなく、「職場外で探す」と割り切れば済む話。後半で具体策を紹介します。
【あわせて読みたい】
施設種別で変わるのは出会いだけではありません。年収差は最大70万円以上。下記で詳しく解説しています。
▶理学療法士の給料が安い本当の理由―施設選択が9割
ただし、「若手が多い職場か」「活気があるか」は、入職してからでは取り返しがつきません。求人票にも載っていません。事前に知る方法は、施設の内部を知っているエージェントに聞くことだけ。
確認は無料、数分の登録で済みます。
最後に、今日から動ける具体的な選択肢を3つ整理します。
出会いを増やしたいPTが取れる3つの選択肢

選択肢①:職場外で探す——実は一番現実的
正直に言うと、今の時代はこれが一番現実的です。
マッチングアプリや友人の紹介で出会って結婚したセラピストは、私の周りでも普通に多いです。
「アプリはちょっと……」と抵抗がある方もいるかもしれませんが、勤務時間が不規則なリハ職(回復期等)にとって、時間や場所を選ばず出会えるのは大きなメリットです。私自身、友人の紹介という「職場外ルート」で結婚した身なので、断言できます。職場に出会いがなくても、何も問題ありません。
選択肢②:勉強会・学会などの職能コミュニティ
出会い「目的」で行くのはおすすめしませんが、結果的に出会うことは多い場所です。
他施設のセラピストと知り合えるので、視野も人脈も広がる。仕事の成長と出会いの可能性が両立する、コスパのいい選択肢です。

勉強会や学会に行くくらいだから、同じような思考や価値観で相性が良さそうだよね。

まさにその通りやな。
結婚の場合は、価値観が合う人とするのがいいと思うで。
選択肢③:環境そのものを変える
職場に出会いがないこと自体より、「毎日同じメンバー・同じ景色で、この先も何も変わらない」という閉塞感の方が問題かもしれません。もしその閉塞感が本音なら、施設種別を変えることは出会いだけでなく、年収もスキルも変える選択になります。
【あわせて読みたい】
「今の職場、このままでいいのかな」と感じている方は、辞めるべき職場のサインと動くタイミングが参考になります。
▶理学療法士はやめとけって本当?
よくある質問(FAQ)

- Q理学療法士の結婚相手はどんな職業が多いですか?
- A
ヤマ医療職の人が多い。
最も多いのは同じリハビリ職(PT・OT・ST)同士。次いで看護師や医療事務などの他職種、そして友人の紹介や学生時代からの交際といった医療職以外のパターンも普通に多いな。「この職業でないと結婚できない」ということはまったくないで。
- Q理学療法士は職場恋愛が多いって本当ですか?
- A
ヤマ本当です。
特に若手セラピストが多い回復期病院では、同期や近い年次での職場カップルは珍しくないで。ただしリハ職の世界は狭く噂が回りやすいため、公私の線引きを徹底している人が多い印象やな。
- Q理学療法士は出会いがなくて結婚できないというのは本当ですか?
- A
ヤマウソです。
職場内結婚も職場外での結婚も、どちらも普通にあるで。
「出会いがない」の正体は職業ではなく、固定されたメンバー・医療職は世間が狭いといった要因のためやな。環境を変えるか、職場外に目を向ければ解決できるからまず、動こな。
- Q出会いが多い職場に転職するのはアリですか?
- A
ヤマ出会い「だけ」を理由にするのはおすすめしません。
ただ、若手が多い職場で働きたい、閉塞感のある環境を変えたいというのは正当な転職理由になるな。
急性期や回復期は若手が多く活気があり、仕事の経験値の面でもプラスが大きい環境なのはたしか。職場の年齢構成はエージェント経由で事前に確認できるで。
- Q理学療法士は結婚後も共働きで続けやすい仕事ですか?
- A
ヤマ続けやすい。
夜勤がない職場が多く、時短勤務やパート勤務の選択肢も広い。
訪問リハやクリニックは特に家庭と両立しやすいで。ライフステージに合わせて施設種別を変えられるのもリハ職の強みやな。
- Q理学療法士の男性は結婚相手として収入面で不安と言われますが本当ですか?
- A
ヤマその人による。
平均年収443万円は確かに全国平均よりやや低いと言われてる。ただ40代で施設選択次第では年収600万円台も現実的ではある。
詳しくは給料記事で解説してるで。
まとめ|「出会いがない」のは職業のせいじゃない

この記事のポイントをまとめます。
- 「PTは出会いがない」は環境要因。施設種別によって出会いの量はまったく違う
- 職場内結婚はリハ職ではかなり多い。特に回復期は同職種カップルの宝庫
- 若手が多い環境なら急性期、同職種のパートナーを望むなら回復期
- 職場外での出会い(アプリ・紹介)も普通に多い。筆者もその一人

出会いがないのは、職業柄仕方ないのかなと思っていたよ。

「出会いがない」のは理学療法士っていう職業のせいちゃうで。
環境と行動の問題や。
仕事も恋愛も、結局は「どの環境に身を置くか」を自分で選ぶことから始まる。今の環境にモヤモヤしてるなら、それは動くサインかもしれんで。
まずは自分の職場の「出会い環境」を上の比較表で確認するところから、環境を変えたくなったら、「給料記事」と「やめとけ記事」も読んでみてください。
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施設種別で変わるのは出会いだけではありません。年収差は最大70万円以上。下記で詳しく解説しています。
▶理学療法士の給料が安い本当の理由―施設選択が9割
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